植物由来もみがらシリカの魅力
世界的に"SDGs"の概念が浸透するにつれ、
農業分野でも様々な取り組みが始まっています。
農業廃棄物の籾殻を高純度なシリカ素材へ生まれ変わらせ、
いらないモノを有益な産業資源として再生利用しています。
医薬部外品原料規格に適合しています
植物由来のもみがらシリカは
多孔質の特性から優れた吸油性を有しており、
オイル中での分散性が良好であることや
肌上で皮脂を吸着することから、
オイル分散性を向上させる目的や
過剰な皮脂による化粧崩れや肌のテカリを
抑制する目的も兼ねて配合されています。
研磨・スクラブ剤、吸着剤、増量剤、抗ケーキング剤、非活性剤系分散剤、保水剤、不透明化剤、増量・希釈
などの目的で幅広く使用されています。
天然素材を安心安全な工法で
古くから玉野商店では、商材として産地のわかる国産稲から得られる籾殻を取り扱っており、有機農場や脱穀所よりたくさんの籾殻を収集しております。
また籾殻の適切な保管に関しても培ってきたノウハウがございます。
生成工程において化学薬品を一切使用しておりませんので、高い安全性と汎用性があります。
籾殻を自然燃焼させると、植物由来シリカが高温により非晶質から結晶質へと変質しますが、
適切な一定の温度に保って燃焼させることで、
植物由来シリカの非晶質の性質を保ったままで生成します。
安全で有用性の高い非晶性のもみがらシリカ
シリカは圧力や温度などの条件によって
形質を変化させる性質をもっており、
大別すると鉱物由来のシリカと植物由来のシリカに分けられます。
植物由来のシリカは、イネなどの植物が土中の鉱物性シリカを溶解・吸収したものです。
植物由来のシリカは厚生労働省や世界保健機構(WHO)で安全性が認められており、
工業製品はもちろんのこと、食品や化粧品など多様な製品へ利用できます。
シリカは植物に取り込まれる際に、鉱物性シリカのもつ「結晶質」の性質が「非晶質(アモルファス)」へ変化します。
非晶質のシリカは発がん性を持たない安全な物質です。
結晶質のシリカの多くは不溶性のため、
体内で吸収されることがありません。
それに対して非晶質のシリカの多くは水溶性で
粒子が非常に細かいため、体内に吸収されやすいことが特徴です。